泉質・適応症

【泉質】

含二酸化炭素ーナトリウム・カルシウムー炭酸水素塩泉(低張性中性冷鉱泉)


〇含二酸化炭素とは・・

 お湯に溶け込んだ炭酸ガス成分が毛穴から浸透・吸収され、血管を拡張し血液の循環をよくするので心臓に負担をかけることなく血行改善の効果を得ることが出来、温度が低くても体が温まります。

 この成分の含有量が1,000㎎以上あると「療養泉」ともなります。


〇ナトリウム・カルシウム炭酸水素塩泉とは・・

 温泉水1kg中の溶存物質量(ガス性のものを除く)が1,000mg以上あり、陰イオンの主成分が炭酸水素イオンのものです。角質を軟化させて肌をなめらかにする「美肌の湯」が多いといわれ、色は無色と薄茶色、黄褐色に変化する温泉があります。

 加田の湯の浴槽では黄褐色に変化しており、日が当たるとまるで黄金色のにごり湯に浸かっているようといわれております。


〇低張性中性冷鉱泉

 低張性泉は成分が薄い単純温泉・放射能泉などで、身体にやさしい温泉といわれており、PH値は6.3の中性。源泉温度が16.4℃程度の冷鉱泉となっております。

 ※浴槽では適正温度を保つため40℃程度まで加温しております。


【適応症】

 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、切り傷、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病 等各症状の緩和